法事で用いる傘餅のご注文です。
傘餅を作るのは久しぶりですね。年に数回程度の作成です。
四十九日、、満中陰の法要の際に『傘餅』をお供えすることがあります。
宗派によって行う、行わないがあり、、真言宗や曹洞宗・天台宗などでは
この行事を執り行うようです。
一般的には、一升分の餅米で大きめの平べったい丸餅と小餅を49個。
これも地域や宗派によっては小餅を50個の所もあるようです。

では、その傘餅とは??色々と諸説がありますが
お墓を建てるという風習がなかった頃は、骨を土に埋めた上に毎日1個ずつ石を置
7日で7個になるのを一括りとして7回続けて、最後の49日目には大きな石を傘のように
上に乗せて往生を願いました。それをお餅で表しているという説。

死者が地獄などの世界へ行ったとき、手足など身体のあちこちに釘を打ち込まれるので
このお餅を作って地獄の冥衆(鬼類)に捧げることによって、釘がお餅に当り死者が
苦痛を受けずにすむともいわれている説。
この説は想像するだけで怖いですね。。
他にも用いる地域で由来が異なるようですよ。
法要が終わると、お寺さんが、一番上の大きなお餅を切り分けて人型を作ります。

切ったお餅は傘を被った人の形にされ、杖を突いたり、手に念珠を持った姿にされます。
宗派によってはこの人型は僧侶やあの世へ向かう故人の姿とされますが、真言宗では
『修行大師(修行者姿の弘法大師)』の姿とされているようです。
このお餅は故人が旅に出たこととして玄関から外へ投げる場合もありますが、自身の体調の悪い
部分を選んで食べると、治りが早くなるとの説もあります。
私は実際に作るだけで、この場面には遭遇した事はありませんが、お餅って誕生餅とされる
1歳の一升餅、一般的な法事で用いる黄白餅、そして四十九日の傘餅と、、人の人生に
大きく関わってる食べ物なんだな、と、、つくづく感じます。
ご依頼の際には、お寺さんにお餅の個数をご確認いただきご注文下さい。
注:写真一番上以外の写真はYAHOOからのコピーです。
☆☆☆☆ もちや & もちcafe ☆☆☆☆
大阪市阿倍野区万代1丁目6-1
TEL & FAX: 06-7163-6100
MAIL: mochiya@cafe.zaq.jp
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
posted by もちや at 07:00| 大阪 |
Comment(0)
|
日記
|

|